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2021.06.14

3度の流産。不育症を乗り越えてママに!

7ヶ月になる男の子のママです。
私は3度の流産、
そして不育症の治療をしてきました。

結婚後しばらくして子どもについて考え始め
もともと生理不順だったこともあり
産婦人科に行きました。

私と夫、2人とも検査を受けましたが問題はなく
生理周期を整えるためにクロミッド(排卵誘発剤)を
服用し、タイミングをとることになりました。

すぐに妊娠することができたのですが、
10wで流産・・・。

あっという間のことで
「人生そんなうまくいかんか」と思い
悲しい気持ちももちろんありましたが、
初期の流産はよくあると医師にも言われ
気持ちを切り替えました。

またすぐに妊娠がわかりました。
しかし次は9wで流産・・・。
2度目の掻爬手術を受けました。

初期の流産を繰り返すことも、
2回であれば確率としてはあり得る
という医師からのお話や、夫の支えもあり、
もう一度考えることができました。

そして3度目。
12wの健診をクリアし、
母子手帳をもらうことができました。

安心していたところ、 14wでまた流産となり
今度はなかなか受け入れることが
できませんでした。

その上、妊娠初期ではないので
陣痛を起こして産むことになり入院。

なんのためにこの痛みに耐えるのだろう
と悲しくなったし、
バカらしくもなりました。

陣痛が来てから2時間ほどで生まれてきた
わずか15gの赤ちゃんを火葬し、
3度目の流産は終わりました。

その後、やはり諦めることができず
不育症の治療をしているクリニックに
通うことにしました。

夫婦の検査や、
3度の流産の組織検査の結果
血流が悪くなり、炎症が起きていたり
胎盤ができるところに血栓(血の塊)が
できていたことがわかりました。

妊娠前から薬を飲み、体を温めるなど、
流産の原因のひとつであったであろう
血流をよくすることに取り組みました。

そして4度目の妊娠が発覚。

それからは血流をよくする注射を1日3回、
自分でおなかに打つことになりました。

注射自体はそれほど抵抗はなくできたのですが
12wに入る頃に大量出血を起こし
即入院。

赤ちゃんはなんとかしがみついてくれましたが
切迫流産の診断が下り、
2ヶ月間の入院になりました。

毎日、いつ心拍が止まってしまうのか、
という不安でいっぱいでした。

コロナ禍で面会もできず
精神的にも辛い毎日でした。

20wを超えてやっと退院。
ですが安静の指示は変わらず出ていたので
ずっと自宅でいることになりました。

そのまま妊娠を継続することができ
38wで出産することができました。

そのときの安堵感や達成感は
一生忘れることはないと思います。

最初の妊娠から2年半もかかって
やっとこの手で抱くことができたわが子は
とても愛おしく、諦めなくて本当によかったと
思います。

今では標準より小さめではありますが
よく動き、よく泣き、よく寝る子に
育ってくれています。

私にとってはとても辛い経験ではありますが、
同じように悩んでいる方がいらっしゃれば
少しでも力になることができたら、と思い、
今回このようなお手紙を送らせていただきました。

↑↑↑

無事にご出産されて本当によかったです。

かわいい赤ちゃんとの毎日、
これからも噛み締めてくださいね。

そして、ご自身の辛い経験を
こうやってオープンに話してくださったことに
感謝します。

・・・人生はうまくはいきませんね。
神様はいないな。と思うことばかり
重なって起きること、あります。

だけど必ず悪いことばかりではなく
よいこともある。
それが生きるってことなんだなぁと
つくづく思います。

まだチャレンジするのか、
それとも気持ちを切り替えて
妊娠に執着することをやめるのか・・・
人それぞれ、難しい判断ですよね。

わたしも2回連続の初期流産を
経験したことがあります。

厚生労働省不育症研究班では
2回以上流産を繰り返した場合には
検査を開始することを提唱していますが

不育症の定義として、
流産を2回以上とするか、3回以上とするかは
議論のあるところです。

・2回、ないしは3回以上の連続した10w未満の流産
・1回以上の10w以上の原因不明の子宮内胎児死亡
・1回以上の34w未満での重症妊娠高血圧症候群
・胎児胎盤機能不全に関連した早産

このような場合には不育症の検査を
行う必要があると考えられていますが
実は、検査を行っても
流産の原因がわからないご夫婦が
70%も存在するという悲しい現実があります。

でも、たとえ原因不明の不育症でも
既往流産2回の人で80%、3回で70%、4回で60%
次回妊娠を無事に継続でき、
ご出産されているというデータもあります!

そして、もし原因がわかれば、
このご夫婦のように、できる治療があります。
その場合は、無事に出産される確率は
グンと上昇するんだよってことだけは
お伝えしておきたいと思います。

その上で、
さまざまな生き方があっていいし
いろいろな価値観があっていいので

検査を受ける、受けない。
子どもを持つことにチャレンジ継続する、
それとも夫婦2人の生活を謳歌する、

どの選択も間違いではないと思います。

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