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2022.05.13

ななのオウム返し(発達障害)

小さい子どもは大人が話しかけた言葉を
そのまま繰り返して言いますよね。

「おにぎり食べる?」
→「たべる」

「おにぎりいらない?」
→「いらない」

食べるんか食べへんのか
どっちやね〜ん!!( ̄◇ ̄;)

何か質問しても、
自分の意思的返答っていうより
耳に入ってきたまんまの音を
真似してるだけなので
まるで会話になりません。

ほかにも、

「かわいい人ー!」
→あ〜い!

「かわいくない人ー!」
→あ〜い!

うーん、よいお返事で^^;

こっちにゆとりがあれば
かわいいなぁってなるけど
ゆとりがないと
ふざけんな〜!!に
なることもありますね。(^◇^;)

いわゆる「オウム返し」とは、
1歳半ぐらいに始まり
2歳半ぐらいでピークになります。

〝オウム返し〟で検索すると

『発達障害』

っていうネガティブワードが
もれなくセットでついてくるので
ドキッとしますが

オウム返しは
発達障害のある子にもない子にも
当たり前にみられるんですよ〜。

子どもは耳から入ってきた音を
そのまま真似て発音してみることで
言葉を憶えていきます。

なので、正常な発達の過程でも
聴いたことばをそのまま繰り返して
口にすることは珍しいことじゃありません。

わが家のりりちゃん2歳半、
ねねちゃん1歳半は
現在、絶賛オウム返し大会開催中です!

聴いた言葉を憶えて
繰り返して言う能力の芽生えは成長の証拠。
すっごいなぁ〜と感心しながら
2人の大会(笑)を見てます。

だけど、発達障害でも
オウム返しが見られるのは
事実なんですよね・・・。

オウム返し=コミュニケーションがとれない

と絶望な気持ちになっておられる
発達障害児のママに
よく出会うのですが

ちょっと待ってー!

オウム返しって、
実はすごく素敵なコニュニケーションの
ツールだったりするんですよ!!

自閉症スペクトラム障害の中2、ななちゃんは
会話の中でよくオウム返しします。

聴いた言葉の意味が
瞬時に理解できないときに
どうすればいいかわからなくなって
とりあえず聞こえた通りに言って
相手とのコミュニケーションをはかろうとする
努力の表れなんじゃないかと
わたしは思っています。

さらに、わたしの旦那さんMARKは
診断こそされていませんが
おそらくADHD(多動性不注意欠陥障害)を
持っています。

彼も、よくオウム返しするんですよ!(^◇^;)

例えば、電話口の相手が

「2〜3日お待ちいただいたら
お届けできると思います」

と言ったら

「2〜3日ですね、承知致しました」

というシンプルな答えで
いいと思うのですが

MARKは
まるでネチっこく念押しするかのように

「2〜3日待てば
届くと思っていいのですね?」

と、オウム返しで答えます。

わたしの感覚が
細かいだけかもしれませんが
その言い回しが、
相手を信用していないような
攻撃的な表現に聞こえて
相手を不快にさせないかと
ヒヤヒヤします。

先日、長女の友達が遊びに来ました。
23歳の彼女はおそらく
ななと同じ、
自閉症スペクトラム障害(ASD)の
傾向があります。

アスペルガー特性が強くて
知的レベルは高いタイプのASD。

学生時代はテスト前に教科書ペラペラっと
めくっただけで頭の中に映像として
テスト範囲の内容が一瞬で記憶されたそうです。
超人的な脳の仕組みを持っているおかげで
暗記では苦労した試しがないそうです。

え?
それのどこが発達障害?
天才やん。うらやましいやん!

と思うけど、

よくよく話していくと
少々感情のコントロールが苦手だったり
妙なこだわりを持っていたり

そしてなによりも
オウム返しよね〜!

「沖縄料理おいしいよね」
と会話をふると
「沖縄料理おいしいですよね」
という答えが返ってきます。

「通勤はモノレールでしてるの?」
「通勤はモノレールでしてます」

といった具合です。

いや、全然いいんだけど、
なんだろな、このなんともいえない違和感は。
会話が拡がらないっていうか・・・。

ASDを持つ人は、
他人への関心が薄かったり
共感性が低いことがあります。

それでも成長すると
いつまでも他人に無関心というわけにはいかない
ことにも気付きます。

相手の話を聞く時、
うなずくだけでは
「ちゃんと聞いてるの?」と
思われかねないし、

かといって、
なんて反応すれば相手を不快にせず
テンポよく会話が弾むのだろう・・?

悩んだ結果、無意識に
相手と同じ言葉を返す「オウム返し」の形を
とってしまうのかもしれません。

また、ASDを持つ人は、
耳から伝わる「聴覚」に関わる情報を
処理することが苦手なことがあります。
ななはまさしくコレです!

ちゃんと話は聞いているつもりだけど
うまく内容を整理できないし
行間やニュアンスが読み取れない。

ななは昔はそれでよく
大爆発していました。

中2になった今は
グッと押さえて静かにイライラしている姿を
よく見ます。
(ただし顔に出る笑)

相手の話の意図がよくわからないから
単なる会話でも、
ものすごい集中力が必要で

言葉を選んで返事をしても
的外れだったり
空気を読まない発言を
してしまうかもしれない不安が
常につきまといます。

それってめっちゃ疲れますよね・・・。

たわいもない会話でも緊張しすぎて
頭の中が真っ白になってしまうことも
あると思います。

そうなると機転の効いた返し方が
思い付かず、思わずオウム返しに
なってしまうんだろうな・・・。

例えば、1歳のねねちゃんとの会話は
まだまだ宇宙語だらけで
わけがわかりません。

わたしはねねの宇宙語が
何の意味を持っているかわからないまま、
ただ遊びのように音まねします。
つまりオウム返しです。

するとねねちゃんは
満面の笑みを見せてくれることが多い!

なんかよくわからんけど
何かが通じたんかな?と
こっちも嬉しくなります。

この場合、
わたしのコミュニケーションへの意図は
あまりはっきりしていません。

ただ結果としては、
ママのオウム返しの声が
ねねちゃんには何かの意味を持ったらしく、
ねねちゃんのかわいく強い反応を
引き出すことに成功しました!

わたしは
「よくわからんけどねねと会話ができた〜」
と感じました。

結果としてコミュニケーションが成り立った
と感じるようなできごとですよね。

自閉傾向の子は
相手の気持ちを汲み取ったり
理解するやりかたが独特です。

定型の子みたいに、
誰に教わったわけでもなく
相手の行間を読みながら
空気を読むやりとりすることはかなり困難です。

相手の質問や要求に対しても
それが何を意味しているのかを理解するのは
とてもハードルが高いけど

ただ、何かコミュニケーションを
求められていることだけは、
成長とともに、だんだんわかってきます。

だから発達障害の子なりに
理解できる限りで、
「コミュニケーションをしようという相手の要求」
に応じようとします。

相手の言うこともよくわからないけど
「コミュニケーションを返そう」
という気持ちが先走って

とりあえず記憶できた相手の言葉を
繰り返してみる・・・

つまりオウム返しですよね。

これは、わたしがねねに対して
宇宙語のオウム返しをしたのと
同じだと思います。

わたしには明らかに
コミュニケーションの気持ちがありました。
だけど何をどう言っていいかわからないので
ねねのまねをするしかなかったわけです。

そうだとすると、
発達障害を持つ彼ら
当事者視点から見れば、

オウム返しは、
彼らなりの理解に基づく
立派なコミュニケーションツールの一つだと
見ることができるわけですよ!!

まとめると、

オウム返しは決して
非コミュニケーションでは
ないっていうことが
言いたかった♪( ´▽`)

ななのオウム返しも、
MARKのオウム返しも、

その他、特性あるかな?という誰かと
会話するときにも

イライラせずに
〝オウム返しコミュニケーション〟を
一緒に楽しめるぐらいの、
大きな器を持った人間に
なりたいと思います!!

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