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2023.01.19

ななちゃんの登校しぶり〜発達障害〜

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある
わが家の第7子、ななちゃん(中2)は
人と接することが苦手です。

知的レベルには問題がないので、
相手に心さえ許せば、絶妙なジョークも飛ばすし、
さまざまなことに複雑な思考を巡らせ
軽快に会話することもできます。

だけど、特性ゆえに
慣れない人と関わろうとすると
必要以上に不安、緊張が頭の中を駆け巡り

わたしのことをどう見てるんだろう・・・?
実は嫌ってるんじゃなかろうか。
めんどくさいヤツって思われてるのでは?

相手の心の内を深読みしすぎて
しんどくなって自爆してしまいます。

小学生の頃は
問題行動がありながらも
たくさんの友達と一緒に
通常学級で過ごすことができました。

中学1年生では
特別支援学級を基盤としながら
ホームルームと給食の時間のみは
通常学級に参加することができていました。

中学2年生になってからは
心身の成長とともにだんだん
クラスメイトと自分を比較し、
わたしはみんなが普通にできることができない・・・
と、コンプレックスを感じるようになりました。

同級生との交わりを避け
通常学級にはまったく行けなくなって
1日を特別支援学級で過ごすようになりました。

以前できていたことが
できなくなっていく・・・

一見、退行のように思えます。

以前はすべてが未熟で深く考える力が
なかったんですね。
だから、集団にもそれなりに適応できたのです。

ななが以前より辛そうなのは、
成長しているからこその前向きな変化なのだと
とらえています。

2年生2学期は、
ぎりぎり登校できているような状況でした。

「学校行きたくない」
「学校行く意味って何?」
「学校行って何になるん!」
「みんななんで普通に学校行けるん?何も考えてないん?アホなん?」
「学校、無理!」

学校に対するネガティブ発言が日毎に増えていき、
朝の登校時間が遅れ始め、
行ったかと思うとちょっとしたことで
イライラしてすぐ帰宅してしまう、ということが
頻度を増していきました。

ストレスから全身に激しいじんましんが出て、
救急受診したこともありました。

先生たちはとてもよくしてくださって、
支援学級では無理のない過ごし方を
させてもらっているはずなのに
わたしたちには到底解り得ない
巨大なストレスがななを襲っているのだと
思いました。

3学期になり数日はがんばったけど
「もういやだ、行かない」宣言!

学校に行く自分という人生を捨てたものの
本人は、進学の不安、将来の不安、
学校には行けるのなら行ったほうがいい
ということも実は理解していて、

なのに行けない自分に
苦しんだのだと思います。

部屋でゲームばかりしてるのかと思いきや
机の上には自主学習の形跡。

「自分で勉強しようと思ったけど
全然わからん・・・」

どうしていいのかわからないと
布団をかぶって泣いていました。

「学校行きたくない」は、
発達障害があろうとなかろうと
誰にでも起こり得ることです。

何かひとつの出来事が
きっかけになることもあれば
さまざまな経験が積み重なって、
という場合もあります。

発達障害のある子どもが
学校に行けなくなる理由は

集団行動、ルールへの適応がしにくい
環境の変化などへの適応がしにくい
学習の遅れ
先生や友達との対人関係の困難
感覚過敏などの特性から生じる
緊張感や疲労感などです。

「学校行きたくない」と言い出した時点で
すでにいっぱいいっぱいの状態である
可能性が高いです。

親はつい
「行きなさい!」「なんで行かないの!」
と、急かしてしまいそうになりますが

限界の子どもに登校刺激を続けると
本人のメンタルがさらに悪化して
二次障害につながる可能性があります。

なので、絶対に
登校の無理強いはしないよう
意識しなければなりません。

学校行きたくない発言の
最終段階が登校しぶりですが、
この段階からがんばって
なだめすかして行かせようとして
うまく行ったという例はほぼほぼありません。

なのでわたしはひたすら
登校刺激を避けることを徹底しました。

周囲の雑音が嫌だった?
実はいじめにあっていた?
勉強についていけないのがストレス?
給食が嫌だった?

直接的に本人には聞かず
想像力を膨らませ原因を探りました。

ですが、原因と対策は
親だけではなかなか見えないことも多いです。

学校からの意見や気づきも共有すると
新たな発見がザクザク発掘されるので
保護者と学校がまずはめっちゃ仲良くなって
なんでも相談できる間柄になっておくことが
絶対条件!

これ、わたしの経験上、
発達障害児の支援の中で
ダントツ重要項目です!

ななの場合、

1)学校に行かなくちゃいけないのはわかってるけど
  みんなが普通にできることも
  自分にはできないという劣等感。

2)給食が苦痛。

3)友達がほしいのに
  うまくコミュニケーションがとれず
  どんどん温度差ができていくことの孤独感。

4)支援学級は少人数とはいえ
  集団の場であり、個別対応ばかりはしてもらえず
  自分で考え行動することへの不安感。

5)進学、将来への恐怖感。

この5つが主な原因だと思われます。

次に、ななが学校で過ごすのがしんどくなってしまう
原因を取り除くための
環境調整、合理的配慮の方法を検討します。

これもぜひ、親だけではなく
周囲の協力者をガンガンに巻き込んで
みんなで考えてほしいです!

担任の先生以外にも、
特別支援学級の先生や
放課後等ディサービス(療育)のスタッフ、
医師、心理士、役所の障害福祉課、
教育委員会などなど、

関係機関とたくさん繋がって
それぞれの立場からの意見、アドバイスを
参考にしながら、みんなで協力体制で
支援環境を整えると
目からウロコな素晴らしい案が
ザクザク出てきて進めやすくなりますよ。

ななの場合は

1)関心のあること、好きなことから派生した内容を
  先生と一緒にひとつずつゆっくり
  学習していく

2)学校は気分が乗ったら行くし、
  気分が乗らなければ行かない。
  学校での滞在時間も自分で決めてOK
 (大人都合の登校刺激はしない!)

3)給食は食べない。昼食は家で食べる

4)たわいもない話の中で
 本人の些細な変化を見逃さず
 敏感にオーバーアクションで反応してあげる
(例えば、前髪切った?似合う!など)

5)学校以外の居場所を複数見つけておき
 心を許せる第三者との時間を持つ
(学校のかわりに、放課後等ディサービス利用を増やす)

6)本人が話したくない要因
 (学校に行かない理由、将来、進学、勉強)を
  無理に追求しない

以上6点を検討、
配慮してもらうことにしました。

このまま登校しぶりから
本格的な不登校になっていくかな・・・と
思っていましたが

無理して学校に行かなくてもいい、
自分で決めたことを尊重してもらえるとわかった途端、
ななから「学校行きたくない」発言が
ピタリと止んだのには驚きました。

そして、毎朝、

今日は1時間だけがんばってくる
今日は1時間半かな〜
今日は担任が休みだからわたしも休む

自分の行動を自分で決めて
ほんの少しの時間ですが
自ら積極的に登校するようになりました。

「学校行かない」から始まって
不登校がチラついた先週、
その日のうちに即、
役所に走りました!(障害福祉課)

そこで紹介してもらった
フリースクール(集団で向いてなかった)と
思春期特化の放課後等ディサービスを
その日のうちに見学(手応えあり)

→翌日には放ディ、
本人を面談に連れて行きました。(いい感じ)
→3日後、体験利用(楽しかったらしい!)

役所提出の支援計画書類は同時進行で
夜な夜な作成し(書くの得意でよかった)

5日後には放ディ利用契約を結び、
利用開始となりました。

学校のかわりに、
週に4回、学習も含め、
楽しく自分ペースで過ごせる
放課後等ディサービスに通えることは
ななの心の中にある不安を
軽減させた大きな材料になったと思います。

何もせずにダラダラ部屋で過ごす
怠惰な毎日にはならないので
なな自身が自分を認めてあげられる
自己肯定感をもたらしたはずです。

不登校の大きな不安と孤独から
ななをたった1週間弱の
超スピードで救い上げたわたし、
天才〜!!

まだ始まったばかりだけど
やりきった感、ハンパないです!
爽快やん!
ビールがうまい!

これだから、障害児の子育て、
刺激的すぎてやめられません♪


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