
学校を味方につけたら勝ちやで!

助産院ばぶばぶには
さまざまな職業のママが来院されます。
先日、小学校教員のママが
予約時間に遅れて到着されました。
「遅くなってごめんなさい!
今日はばぶばぶの日だから
残業しなくていいように
時間通りに学校を出られるように
段取りしてたんだけど
そんな日に限って電話かかってきちゃって〜」
そういうこと、ありますよね。
なんで今やねんっ!
というタイミングで
昼寝中の子どもが起きてしまったり
熱を出したり。(^◇^;)
会いたくない人にばったり出会って
しまったり。
人生計画通りにいきませんね。
「なんで今やねんっ!」の電話は
よりにもよって
保護者からのクレームだったそうです。
学年末、学校保管だった絵の具セットを
自宅に持ち帰ったところ
パレットが割れていたそうです。
うん。そういうことあるよ。
子どもの物の扱いは
びっくりするほど荒いからね〜(^◇^;)
うちの小2も、
昨日持って帰ってきたクーピー、
どうやったらこんなバキバキなるねん!
ちゅーぐらい折れまくってて
ここまでくると、ある意味芸術的やなと
感心してたところです。
小3は、工作で作った恐竜の貯金箱、
紙袋の中で粉々にして持って帰りました。
もはや原型さえわからない。
何があったのか尋ねてみたら
友達とブンブン振り回して遊んでるうちに(危ないな・・)
我に返ったときにはこうなってたらしい。(^◇^;)
「パレットが割れた理由を述べよ」
という無理難題のクレーム電話・・・
先生が、予想外の動きをする大勢の子どもたちの
すべてをきめ細やかに監視、把握する
なんて無理な話です。
壊れたのを弁償しろってことなのか
なんで先生がちゃんと見てへんねん!
ってことなのか
その保護者さんが
学校に何を訴えようとしているのか、
何を要求されているのか
要点が定まらないまま
ひたすら聴くに徹し、
クラスの状況を把握しきれず申し訳なかったと
謝罪すること40分間。
おつかれさまです。
毎日本当にありがとう、先生・・・(;´д`)
『学校の対応にイラっとした』
『先生に伝えておきたいことがある』
子どもが集団生活に入ると
そのようなことはときどき起こります。
でも、これぐらいのことで
親がしゃしゃり出るのは大袈裟かな・・・とか
モンスターペアレントだと思われたくない。
クレームを伝えることによって、
子どもが不利益を受けたりしないだろうか。
という不安から、
言いたいことを我慢してしまう親も
多いと思います。
学校って、
なんとなく敷居が高くて
敬遠してしまうイメージが先行しがちです。
第一子のママは初めてのことで
なおさらそうかもしれませんね。
わたしも昔は学校に遠慮しがちでしたが
10人の小学生を育てた今は
学校への要望はどんどん伝えていい!と
思っています。
学校と、先生と、
仲良くなったモン勝ちやと思ってます!
なんでもかんでも
クレームっていう物騒な言葉を使うから
単なる文句や批判という
ニュアンスになるんですよね。
先生や学校を味方にして
仲良く一緒に子どもの育ちを
サポートする仲間が増えた!って思えば、
クレームではなく
相談・提案、リクエストという
ポジティブなニュアンスに。
正当なリクエストとは
子どもが困っていることに対して
学校でこうしてみてほしい、
という配慮のお願いです。
先生は子どもの困りごとに
気づけないこともあります。
逆に、親だからこそ気づけない
ということもあります。
子どもがより良い環境で学ぶためには
学校と家庭は連携して
それぞれ気づいたことを伝え合えたら
効率的だし、
積極的に関わり、先生と話すからこそ、
どんどん信頼関係が築かれていくのだと
思います。
「○○ちゃんに無視されて
しんどいみたいなので
学校で当人同士のお話を
聞き取りしてもらえたら嬉しいです!」
これは正当なリクエストですね。
冒頭のパレットの件は
子どもは何も困っていないのに
親が一方的に騒ぎ立てています。
先生にどうしてほしい、という明確な提案もない・・・
つまり、こういう電話は
過剰なクレームに値すると思います。
「子どもがいじめられている」
「子どもが怪我をさせられた」
建設的な解決に向けて
攻撃的な気持ちのときはすぐ行動せず
ひと呼吸おきましょう。
感情にまかせて動くと
トラブルが大きくなるだけです。
保護者が学校や先生に対して
警戒的で攻撃的な感情を持っていて
「否定感・不信感」でいっぱいだったとしたら
子どもにもそのネガティブな考え方が
植え付けられてしまうかもしれません。
子育ての基本は「心を育てること」です。
自分や他人(社会)に対して受容的で
開放的、肯定的な心は
人格形成や人柄の土台となるものだと
思います。
学校にリクエストするときに
わたしが意識しているのは
1)何があったのか事実や経過を話す(客観)
2)子どもと親の気持ちを話す(主観)
3)問題解決のために学校に何をしてほしいのか
相談、提案をする
4)感謝の気持ちを伝える
学校に丸投げするのではなく、
解決するために家庭でできること、
学校と家庭とがどのように連携していけるか
といった視点も入れて
笑顔で穏やかに話せるといいですね。
学校は、子育ての心強いチームです!
『頭が硬くて物分かりが悪く
不信感でいっぱいな場所』
ではありません。
味方につけちゃえば
こんなに温かくて
心強いことはないんだから〜!
わたしはもう、
学校に頼りまくってます。
リクエストしまくりです(笑)
今年度末
中学の特別支援学級の担任が
全員異動&退職するそうで
4月からまた、
イチから人間関係構築です。
ぎょえ〜〜〜。
マジかー。
ハードル高いな・・・( ̄◇ ̄;)
発達障害児、なな。
大きな環境の変化への適応困難があるので
新学期までにできる限りの環境調整を
しておくことが必須だ!と思いました。
そこで春休み中に
担任2人ともいなくなるなんて、
なんてこったー
新しい先生との顔合わせをぜひ
お願いしますだぁぁぁ〜〜〜(T . T)
と、リクエストしてきました。
どんな先生が赴任されるかわかりませんが
『ななのよき協力者がまた増える!』
と思って前向きに!
右も左もわかりませんが
ガンガン正当なリクエストをして
新しい先生とも
仲良くなりたいと思います!
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