
冬生まれの子は運動発達が早い傾向

つい先日、
国立成育医療センターの研究で
「冬生まれの子は、
おすわり、ひとり歩きなど運動発達が早い」
という研究発表がありました。
ヒトの赤ちゃんは、
生物の中でもひときわ未熟な状態で
生まれてきます。
その他の哺乳類は
生まれた途端に自分の脚で立ち上がり
自分でママのおっぱいを探し当て
介助されることなく自力で哺乳しますよね。
その発達レベルは
人間の赤ちゃんの1歳3ヶ月相当なのだそうです。
わたしたちは未発達なまま生まれ、
思考、感情表現、歩行、器用な手先動作など
さまざまな能力を次々に発達させていくことが
知られています。
発達は、身長や体重(発育)のように
明確な数値で表われるわけありませんが
・4ヶ月までにあやすと笑う
・8ヶ月までに1人で座れるようになる
など、
発達の順調さを判断する目安として
WHOの調査や
厚生労働省の乳幼児身体発育調査の
データが基準となって示されています。
一方で、
近年はスマホの普及に伴い、
育児をサポートする機能を持つアプリも
登場しています。
今回の研究では、
2014年〜2019年の期間に
某アプリで記録された発達記録のうち
2歳ごろまでに達成される20項目について
データを分析し、
現在広く用いられている厚労省の
乳幼児身体発育調査のデータとの
比較が行われました。
その結果、
実際の子どもたちの平均的な発達ペースと
厚労省の基準データは
おおむね一致したそうです。
また、
身体的な基本動作の粗大運動発達
つまり、
寝返り、おすわり、はいはい、つかまり立ち、
つたい歩き、ひとり立ち、ひとり歩き
7つの発達の達成時期は
・性別
・生まれたときの季節
・栄養方法
これらの条件で
差があるのかどうか調べたところ
7つとも夏生まれの子よりも
冬生まれの子のほうが
早く達成することが判明したんです!
なんで、冬生まれのほうが
発達が早い傾向があるんだろう?
理由が知りたい!
でも残念ながら、
その理由の考察はありませんでした。
ということで、
勝手に仮説を立ててみました。(^◇^;)
春3~5月
夏6〜8月
秋9〜11月
冬12~2月
12月生まれの子が
生後5ヶ月で寝返りすると仮定すれば
季節は5月で暖かい時期ですよね。
8ヶ月でおすわり、はいはいするとしたら
8月で暑い時期。
9ヶ月でつかまり立ち、10ヶ月で
つたい歩きするとしたら
それぞれ9月と10月。
まだまだ薄着の季節なので
赤ちゃんの動きを妨げません。
逆に夏生まれの子なら、
この全ての発達の過程が
寒い厚着の時期に一致します。
モコモコに着ていたら
動きにくいですし、
暑い時期に比べて寒い季節は
子どもの動きも緩慢になります。
このような理由で、
冬生まれの子のほうが夏生まれの子より
発達が促されるのではないか?
と、わたしは思いました。
実際のところ、
どうなんだろう〜!
気になります。( ̄◇ ̄;)
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