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2022.09.27

子どもを性被害から守るために私たちにできること

6年生の男の子が
2年生の妹、そしてどうやらその友達たち(女の子)に
性的ないたずらをしているらしい・・・
どうしたらいいか。という相談がありました。

また、中学3年生の女の子が
同級生の男の子に頼まれて
自分の生殖器の画像、動画を複数
送りつけていることを女の子のお母さんが発見・・・
という話も。

うちの子にかぎって
そんなこと・・・!

親としては、
まさか信じられないかもしれませんが

わたしのところには
子ども同士の性被害の相談が
後を絶ちません。

『性被害』というと、
男性から女性への被害、
というイメージが強いかもしれませんが

実際には女性から女性だったり、
子ども同士やきょうだい間、
男の子が被害にあうことだってあります。

そして「うちの子に限って」は通用せず
どこの家庭の子にとっても
他人事ではないというリアルを
しっかり想定しておく必要があります。

現在も教育現場では
生命に関わる道徳授業や
性教育授業が取り入れられていて

小学校では全国的に
『プライベートゾーン』を子どもたちに
伝えています。

プライベートゾーンとは、

くちびる、胸、性器、おしり。

どこもいのちに直結する
とても大切なところなので

たとえよく知っている人でも
「見せて」「触らせて」と言われたら
「嫌だ」と断らなくちゃいけないんだよ。

そしてその場から逃げて
周りの大人に「助けて」って言ってほしい。

この内容は
できるだけ早い段階で伝えるべきなのですが

実際には学校によって、
その分野の熱の入れ方、
取り扱い方のボリュームには
すごく大きな温度差があるのを感じています。

義務教育における5教科のお勉強は
社会で生きていく上で
必要最低限の教養なので
もちろん大事だと思いますが

それ同等・・・
あるいはそれ以上に
『性』に関しても日常的に学校の
カリキュラムに入れ込むべき!!

だって、因数分解や世界の歴史は
知らなくても生きていけるけど、
誰しもが、生まれて死ぬまで
さまざまな形で『性』と関わり続け、
誰1人として無縁に過ごすことはできないから。

来年、2023年度からは、
全国の学校で『生命(いのち)の安全教育』が
始まることが決まっています。

幼稚園・保育園、
小学校、中学校、高校、大学・・・

子どもたちは
それぞれの発達段階に応じた内容を
もっと掘り下げて学びます。

性暴力とはなんなのか。
それをどうやって防ぐのか。

プライベートゾーンをはじめとして
性的同意、デートDVなど
子どもたちは来年から
多方面から学び、自ら考える機会を
与えられることになります。

彼らが
自分で身を守れるようになるために
これはとても大きな進歩だと思います。

性被害を受けたとき
自分が悪いと考えてしまう子もいるので

「悪いのは加害者。
被害にあったあなたは悪くないから
1人で悩まないで必ず誰かに相談してほしい」

という部分を繰り返し伝えていくことが
重要だと思います。

何度も刷り込まれていけば
もしも性に関するトラブルにあったとき、
躊躇なく大人に相談してくれるケースが
増えるはずです。

そして大人のわたしたちが
子どもからの相談をを受け止める
心を準備しておかないと
せっかく相談しようとしてくれた
子どもを拒絶したり放置してしまうようなことに
なってしまいかねません。

そうなるともう二度と、
子どもは相談しなくなってしまいます。

学校で生命の安全教育が始まるから
もう安心だ、ではないですよ。

それに合わせて
大人たちも子どもを性被害から
守るために必要なことを学んでおかなければ
一方通行になるだけで無意味になってしまいます。

相談を受けたら
あなたを信頼して相談してきてくれたという
ところをベースに
批判などせずにただ聞きます。

冒頭の2件の相談のように
子どもから相談を受けたわけではないけど
大人がその問題行動に気づいてしまった・・・
という場合もありますよね。

わが子が当事者だったとき
親として、周囲に知られたくない気持ちが
働くこともあるでしょう。

恥ずかしい。
世間体が気になる。
この子を育てた自分を否定されたくない。
隠し通したい。
親だけで内密になんとか解決したい。

でも、冷静に考えてみてください。
場合によっては
事実を知ってしまった大人も
抱えきれないようなケースも多いです。

どうしよう・・
どうしたらいい?

と悩んでいるうちに
放置したままになって
SNSなどでよからぬ画像や動画が流出するとも
限りません。

恥を捨ててでも、
専門家を含めた複数の大人の脳を
かき集めて協力体制を作り
みんなで対応を考えたほうが効率的です。

かつ影響も最低限で抑え込むことができるので
事実を把握してしまった親は
どうか1人で抱え込んだままにしないでほしいです。

学校
保健センター
児童相談所の虐待対応ダイヤル「189」
性被害者専門相談電話「♯8103」

緊急性がある場合は
ワンストップ支援センター「♯8891」

大人がこのような対応策を知っていることで
子どもを守ることができる社会へと
変わっていくはずだと信じています。

どういう専門機関につないだらいいかを
知っておくことがなにより大事であり、
どうか行動する勇気を持ってくださいね!

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