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2022.08.03

つい言っちゃう「早く!」「急いで」

子どもは大人のように
「時間」というものを意識しながら
見通しを立てて行動することができません。

登園、登校時間が迫っているのに
ボケーっと食事をする手が止まっていたり、

時間がないときに限って
トイレからなかなか出てこなかったり。

ついママは、

何してるの!
早く!
急いで!

まくしたて、
急かしてしまいますよね。

でも子どもは、
「急いで!」と言われても
何をどう急げばいいのかわかりません。

「早く」「急いで」っていう指示や要求は
抽象的で具体性に欠けます。

これらは、
言った本人にしかイメージが湧かない
感覚用語なんですよね。

だから、言われた側は
漠然としていてよくわかりません。

ましてや発達途中の子どもに対し
言葉のニュアンスを汲み取って行動しなさい!
は、あまりにもハードルが高すぎます。

早くってどのぐらい?
急ぐってどんなふうに?
さっさとする、とは?

子どもは戸惑って
何をすればいいかわからず不安になり
ママの顔色を伺うようになるか、

どうせ何をやっても何か言われるんだから
と最初からあきらめて
好き勝手なことをしたり
するようになることも。

で、さらに上からかぶせられて

「いいかげんにして!
何度言わせるの!」

いえいえ、1回目から
何を言われたかわからなかったんですケド。
(子どもの心の声)

これって
夫婦関係にも言えることです。

「言わなくてもわかるはずでしょ?」
「空気を読んで動かないのが腹立たしい」

でも、夫婦でも親子でも
以心伝心はありません!

具体的な言葉で伝えないかぎり、
あなたの要求や期待が適切に相手に伝わることは
ありません。

とくに子どもは経験値が少ないので
何をどうしてほしいのか
具体的な言葉で伝えてあげないと
歯車は噛み合わないばかりです。

「妻が言ってくれたら僕はやるのに・・・」
「ちゃんと指示してくれないからわからない」

これは、web相談に寄せられる
世の夫たちからの声です。笑

子ども(そして夫)に
わかりやすく伝えるためには

『今から○○できるかな!』

と具体的な行動を
言葉にしてあげるといいと思います。

「早くして!」では伝わらないけど
「手を止めずにごはん食べられるかな」は
伝わります。

でももちろん、
小学校低学年ぐらいまでは
自分でできないことも多いし、
注意力や集中力も続かないのが当たり前なので
一緒に手伝ってあげながら
具体的指示を何度も繰り返します。

このときのポイントは
「〜しなさい!」ではなく
「〜できるかな」ですね。( ^ω^ )

先日、わが家の小学4年生ふうたが
オンラインのそろばん教室を
すっぽかしました。

「夜8時からやと思い込んでたら
7時からやった・・・」

と、青い顔して報告してきました。

以前のわたしなら

「何やってんの!
気をつけてっていつも言ってるよね?
先生に謝りなさいよ!!」

と、彼の失敗を批判したでしょう。

「気をつけて」は
漠然とした抽象表現です。
何をどう気をつけるのか
小学生にはイマイチ理解できないはず。

そして「謝りなさい」は
負けず嫌いの子は納得できないまま
謝れば済むと学習してしまうでしょうし、

うちの子の場合は、
全部自分のせいという
思考回路ができてしまい、
他人の理不尽な怒りも重く
受け止めてしまう大人になりかねません。

なのでまずは、
なぜ今回の失敗が起きたのか
彼の言い分(弁解、言い訳)を聞きました。

「学校帰ってきてから
ちゃんとそろばんの時間確かめたんやけど、
8時って思い込んでしまった・・・」

なるほど。
間違えないようにちゃんと確かめたけど
うっかり間違えて記憶しちゃったんやね。
(そういうこと、大人でもあるね)

それから
「次、どうすれば間違えへんかな?」
と投げかけて
改善策を本人に考えさせました。

「確かめたらすぐ
忘れんように手の甲にマジックで書いとく」

「時間を紙に大きく書いて机の上に貼っとく」

「何回もしつこく確かめる」

いろんな案が出てきました。

失敗を批判するより
次にどう行動すれば
同じ失敗をせずに済むか?
を考えたほうがずっと前向きです。

で、本人に納得させた上で
次回のレッスン日に先生に謝るよう
促しました。

目くじら立てて「謝りなさい!」って
叱りつけるより
「何があかんかったと思う?」
「次どうしたらいいかな?」

次に活かす声かけをするほうが
失敗のしがいがあるってものです!

『いい子』でいてほしいママの一方的な期待が
子どもに「反省しろ」と強要する
支配的態度に現れてしまいます。

子どもは服従させやすい対象なので
知らず知らずのうちに
過去のわたしは子どもにしてはいけない
声かけをずいぶんたくさん
投げかけていました。

24年間、子育てしてきて学びました。

子どもは成長の過程で
いろんな物事を覚えていきます。
できることよりできないことのほうが
多いのは当たり前なんですよね。

「どうしたらできそうかな?」
わからないことやむずかしいことがあれば
わかるまで教えてあげる根気が
ママにも求められます。

これなら、
行動の問題解決に向けた話し合いに
なりますね!

能力レベル的にまだ無理なことを
1人でスムーズにこなせることを要求しても
できるわけがありません。

もしくは単にやり方がわからないだけかも
しれません。

「なんでできひんの!」
「いつになったらできるの!」
「この前も教えたよね!」

と圧力をかけるのは、
本人に問題があるという
人格否定になるだけで
なんの意味もありません。

本人に合ったことを
スモールステップで手伝ってあげながら
教えることが子どもの成長を促します。

人生の幸せ度合いは、いかに人間関係に
恵まれているかで決まるそうです。

そして、よい人間関係を築く上で
欠かせない人格の形成は、
およそ10歳頃までに
土台ができると言われています。

・・・って言われると
すごいプレッシャーに感じられるけど(^^;;

「なんでできひんの!」
「いつになったらできるの!」
「この前も教えたよね!」
「何やってんの!」

と子どもに言いたくなったら

ゲーム感覚で

「〜できるかな?」
「どうしたらできそうかな?」

と言ってみましょう!

たったそれだけで
何かが大きく変わりますよ!

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