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2022.07.29

赤ちゃんの頭のプヨプヨ

ママたちからのご相談で
赤ちゃんの大泉門に関する内容
けっこう頻度が高いです。

「赤ちゃんの大泉門には骨がないから
触ると脳を直接刺激することになり
先々障害が起きることがある」

という情報をどこからか聞いて
怖くて頭を触れないというママや

「へこんだりふくらんだりするのは
異常でしょうか」

「膨らんでいると病気だと
聞きました・・・」

「へこんでいるのは脱水?!」

などなど

大人と違う赤ちゃんの体には
不安は尽きませんね。

赤ちゃんの頭頂部には
プヨプヨ柔らかい菱形の部分があります。

大切な頭蓋を覆い保護している頭蓋骨は
前頭骨、頭頂骨、後頭骨など
いくつかの骨が組み合わさってから成り立っています。

赤ちゃんがおなかの中にいるときに
最初は未熟な状態の骨で
頭蓋骨のそれぞれの骨の間に
大きな隙間がある状態です。

おなかの中で成長していくとともに
骨が成長し、隙間が合わさり
ギザギザが組み合わさるような感じで
結合し、丈夫な頭蓋骨になっていきます。

生まれるまでには
ほとんどの部分が閉じるのですが
骨と骨の間に隙間が残っている場所が
何ヶ所かあります。

その中で一番大きな隙間が
おでこの上の前頭部中央にある
大泉門です。

大泉門のところには骨はないので
触るとプヨプヨしていますが
骨はなくても脳を守るための
柔らかくて丈夫な筋膜組織で覆われているので
多少触れたぐらいで傷つくようなことは
ありません。

脳は脳脊髄液という
水のようなものに浮かんでいます。

水の圧が大きくなれば大泉門は膨らみ
小さくなればしぼみます。

この圧力の変化は
日常生活の範囲内の正常な反応として
呼吸で圧力がわずかに増減します。

脈拍に合わせて
トクトク波打っているのが
光の加減によってすごく目立つこともあるし、

息を吸うと
体の中に空気が取り込まれて
わずかに脳圧も上がり、
息を吐くと脳圧は下がります。

つまり、息を吸ったり吐いたりするだけで
大泉門はふくらんだりへこんだり。

また激しく泣いたときにも腹圧がかかるので
大泉門は簡単にふくらみます。

コロナ前には
中学校のいのちの授業に
地域の赤ちゃんたちにご協力いただいて
ふれあいタイムを設けていました。

生後間もない月齢の
小さな小さな赤ちゃんたちに
恐る恐る触れて中学生たちは

「ヤバ!」を連発!

ただ赤ちゃんを触って
「小さい」「かわいい」で終わらせるのでなく
いのちの神秘や人体の仕組みを
伝えたいので

ママの許可をいただいて
あえて、大泉門をそ〜っと触らせ
そのメカニズムを説明するように
していました。

大泉門をはじめとする赤ちゃんの頭蓋骨のすきまは
出産時にママの産道を通るときに
そのままだと狭すぎて通れないので
頭の骨を重ね合わせて頭を小さくすることで
通りやすくしています。

また、産道で頭が圧迫されて
変形したりゆがんだり
過剰な圧を吸収する役割を果たすと
考えられています。

また、生後にどんどん大きくなる脳の
成長を妨げないためにも
骨と骨の間に「ゆとり」が必要なのですね。

すごい仕組みになっているんだよ!

実際の赤ちゃんの大泉門を触らせてもらいながら
説明を聞いた中学生たちは

さらにハイレベルな

「ヤバ!」

を連発してくれます。笑

大泉門は1歳半から2歳ぐらいまでに
自然に小さくなって
手で触ってもわからなくなっていく子が多いですが

けっこうな個人差があって
生後半年までに塞がってしまう子もいます。

大泉門が閉じるのがあまりにも早すぎると
脳が大きくなれず発達障害などの
問題が起きることがありますが

病的な理由ではなくても
生理的に、大泉門の閉じる時期には
かなりの個人差があるので

・頭位が順調に増えているか
・頭の形が極端に変形していないか

成長の過程でこの2点がクリアなら
そんなに心配せずに
経過を見ていいと思います。

わが家の第12子、
ねねちゃんは現在1歳9ヶ月。
大泉門はもうほぼ触れなくなりました。(寂しい)

大泉門のところを
手のひらでやさしく洗ったり、
柔らかいブラシで髪をとかすなど
日常的な動作や

つかまり立ちなどでコケて
大泉門の部分をぶつけた!
という程度の外的刺激で
脳に悪影響を及ぼすことはないので
神経質にならないようにしましょうね!

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