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2019.08.21

赤ちゃん時代のわが子、どんなんやったっけなぁ?

ばぶばぶには、退院したて
生まれたばかりの赤ちゃんが来院されます。

街中で生後2〜3ヶ月以降の赤ちゃんに
出会うことはあっても

さすがに生まれて1週間以内の
早期新生児を至近距離で見られる機会は
あまりないですよね。

ホヤホヤ赤ちゃんが登場すると
来院中のママたちから歓声とどよめきが
沸き起こります。( ´∀`)

かわいいぃぃぃーーー♡
ちっちゃいーーー♡♡♡

つぶらな天使に
そこにいる全員が心を奪われてしまいます。

そして恒例の体重計測
「2800g」
キュートな数字をはじき出しただけで

はぁ〜〜〜〜〜♡

一同、うっとりため息。

生後1ヶ月の赤ちゃんでさえ、
生まれたての新生児と比較すると
見た目にずいぶん成長しているのが実感できます。

1ヶ月児のママからすれば、
「うちの子が最年少」ぐらいの気持ちでいるようですが

赤ちゃんっていう生きものは
たった1ヶ月でびっくりするほど大きくなります。

そして、ママたちみんなが
必ずこう言います。

「うちの子もこんなに小さかったっけ・・・
全然憶えてない・・・」

いや、つい1ヶ月前のことなんですけどね(^_^;)
簡単に忘れちゃうんですねー。

毎日、必死に子育てしていると
ママにとって『現在』がすべてです。

もっと赤ちゃんだった時代の記憶、
声も匂いも重みも、愛しいものをぜんぶ
頭の中に叩き込んでおこうとしても
残念ながらすぐにあやふやになってしまいます。

スマホに保存してある過去の写真を見ても
記憶は鮮明に蘇らず
「こんな顔だったかなぁ?」と
首をかしげる始末です(笑)

でも、忘れるっていうのは、
人間の防衛本能なんだそうですよ。

嬉しかったことや楽しかったことだけ
選りすぐりで記憶できればいいのですが、
脳の仕組みはそんな都合よくできていません。

人生には誰にでも
辛くて悲しいできごとや、
苦しい経験や挫折、絶望、嫌悪などがあるものです。

わたしたちが経験したすべてを
克明に記憶していたらどうでしょう。

しんどすぎて生きていられませんね。

なんでもかんでも憶えていたら疲れてしまいます。
どんなに嫌なことがあっても
忘れることができるから
人は生きていけるのでしょうね。

40年以上も生きていれば
さまざまな経験は記憶という引き出しに
どんどん蓄積されていきます。

でも、残念ながらわたしの頭は、
無限の容量はないっぽい・・・^^;

すべての記憶を
完璧に再現できる状態で保存できたなら、
処理能力オーバーで、
たぶんブッ壊れると思います。

だから、今そんなに重要じゃない記憶は
自動的にどんどん断捨離していきます。

実際、人の記憶の特徴として、
使わない情報、今必要のない情報は
忘れ去られるようにできているそうです。

また、記憶というのは、
過去に経験したストーリーが
映像として保存されているのではなく、

その時の情景を
色、形、明暗、音、方向、触感など
それぞれを記憶の『材料』としてバラバラに分解して
断片的な状態で脳に保存するのだそうです。

思い出すときには、
バラバラの『材料』を集めてきて
もう一度組み立てる必要がありますが

『材料』によっては
簡単に集められるものもあれば
時間が経過すると
うまく集まらなくなるものがあるので

時間が経てば経つほど
再合成は不正確になっていきます。

だから、
どんなに辛いことも、
どんなに楽しかったことも、
時間がその記憶を風化させていき
いつまでも克明に憶えていることができなくなるんですね。

一生忘れらないと思うできごとでも
少しずつ、少しずつ・・・
本当にちょっとずつ、忘れていきます。

過去にやらかしたいろんな失敗を
忘れていくからこそ、乗り越えていくことができるし、
忘れていくからこそ、笑顔で過ごせます。

「幼いわが子のことをずっと憶えていたい。
忘れたくないんです」

と、みんな言うけれど

子育てについても
過去の体験の記憶は、ポジティブなことでさえ
忘れたほうがいい場合が多いと思いますよ。

過去の子育て経験は確実に人生の糧となり、
経験こそが学びとなり、
それが2人目、3人目の柔軟な子育てに活かされていくのですが、

子育ての記憶、経験によって得た情報は
一見、必要なようで、
実は無駄なケースも多いんです。

例えば子だくさんママは
過去の子育ての膨大な記録を記憶しています。

でも、子どもはワンパターンじゃありません。
ひとりひとりに個性があるので、
過去の記憶が逆に、
今までなかったタイプの子どもに関わっていくときの
じゃまになってしまう場合があるのです。

記憶による思い込みや決めつけが
子育てを困難にしてしまうわけです。

もちろん失敗は教訓としての学びになるだろうし、
成功は自信となってママのメンタルを強く
するだろうけど、

それらの過去の記憶がつきまとって、
現在の思考や行動の足を引っ張るのは問題ですね。

過去の記憶にばかりとらわれていても
過去の時間から抜け出せません。

なんでも憶えていようとすると
また繰り返したらどうしよう・・・と悪循環になって
結局、過去と同じパターンを繰り返す人生を
送ってしまうこともあるかもしれません。

前回はこのやり方で成功したんだから
今回もいけるはず!って
ケースバイケースでの応用が利かなかったばっかりに、
大失敗することもあるかもしれません。

創造的な思考を迫られたとき
学びであるはずの過去の記憶が、
妨げになる場合もある・・・

なので、わたしは時々、
過去のデータを
一気に手放してしまうことにしています!

忘れる努力、忘れる工夫は
生きていく上で絶対に必要ですよ!

忘れてナンボじゃい!

そしてどうしても必要なときだけ、
あいまいな過去の記憶を不器用ながら呼び戻してみて

さらに上乗せするように
心機一転、改めて調べてみたり
考え直してみるのもアリですね。

過去の記憶は
現代バージョンにアップデートしなあかんのですよ!

だからね。

産んだ途端に妊娠中のことを
忘れてしまうママも、

あれだけ辛かったつわりを忘れて
2人目妊娠、つわり再び・・・のママも

新生児のときを忘れてしまう
1ヶ月児のママも

それでいいねん!
大事なのは「現在」やから♫

子どものことなんか、
全部憶えてたら、エエことないよー。

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