HISAKOブログHISAKOブログ
2020.07.01

もし子どもが不登校になったら

「お子さまが〝もし〟不登校になってしまったら
HISAKOさんならどうしますか?」

ときどき、この質問を
されることがあります。

〝もし〟ではなく
実はリアルに子どもの不登校なら経験済みです。
11人もおったらね、いろんな子がいますよ(笑)

長女(現在20歳)は、高校2年生のときに
うつ病にかかり、不登校気味になりました。
薬を内服しながらがんばっていましたが、
とうとう高3の冬、うつ発作から自殺未遂をはかり、
救急搬送、親子で救命救急センターで
新年を迎えました。(元旦わたしの誕生日やのに)

そのまま3学期はまるまる
精神科保護措置入院。
卒業式は病院から出席しました。

なかば強引に退院し、
大学進学を果たしたものの、
やっぱりときどき顔を出すうつ発作のために
大学は中退せざるを得ませんでした。

そりゃもうたいへんな数年でした!
・・・って、今こうして軽く話してますけど、

この子のママであることを放棄したい。
産むんじゃんかった。
もう許してほしい。
解放されたい。

全部投げ出してしまうほどに
当時のわたしは追い詰められていました。

でも、
一番辛かったのは彼女自身のはずです。
本当によくがんばったと思います。

今はうつ病を克服し、
(また再発することもあるかもしれんけど!)
大学で少しだけ学んだ児童発達心理学を活かし、

自分と同じように生きづらさを抱え
心にストレスを抱え苦しんでいる
子どもたちの気持ちに寄り添い支援すべく
児童発達支援指導員として活躍しています。

そして次女。
中1のときに部活で人間関係で悩み、
ちょうどその時期に重なってわたしの離婚・・・

外の世界に適応できなくなり
中2になる頃から本格的な不登校になりました。

わたしは自分を責めました。
多感な彼女を追い詰め不登校にさせてしまった・・・
友達のこともあったかもしれないけど、
基本的には全部、わたしのせいだ、と。

なんとか学校に通えるように、
彼女の将来に及ぼす影響を
最低限に食い止めるために

担任の先生と密に連絡をとり、
市の教育相談窓口で精神科の医師と面談したり、
民間のカウンセリングに相談に行ったり、
すがるような気持ちで
思いつくありとあらゆることをしました。

でも、わたしがどんなに力んでも
事態はなにひとつ好転せずでした。

なんとか受験し、高校入学したものの、
登校できたのは1学期だけでした。

高校は義務教育ではないので
出席日数が足りなければ進級できません。

まさかの留年・・・
なぜ?どうして?こんなことって・・・!

長女のときと同じく
一番しんどかったのは彼女自身だったはず。

でも、このときもわたしは
ちゃんと子育てできなかった自分が悪い
という自分本位な責任に苛まれ
悩んで悩んで悩みまくりました。

今から思えば〝誰が悪い〟〝誰のせい〟
という次元の話をしてる時点で
論点ズレてるんですけどね。

外の世界で壊れてしまった心を修復するために、
自分を守るために、
安全地帯である自分の部屋に
彼女は引きこもりました。

生活は昼夜逆転。
無気力、スマホ依存。

清潔観念も欠如し、
年頃の女の子が部屋の掃除もせず
お風呂にも入らず、歯も磨かず。
家族との食事も避けるような生活が続きました。

わたしはママだから、
彼女の心の声を聞いてあげたくて
何度も部屋に出向いては心を開かせようとしました。

でも結局、
話に耳を傾けに行ったはずなのに

「このままでいいと思っているのか?」
「将来どうするつもりなのか?」

という問い詰めばかりになってしまい、
彼女を余計に追い詰め、苦痛を与えることに
なっていたと思います。

罪悪感と自己否定の気持ちでいっぱいの彼女は
わたしから言われる前に
「自分なんて生きている価値はない」
「消えてしまいたい」と
自分を責め続けていたはずです。
(と、今ならわかる。遅いよ、わたしー)

自分の状況に強い不安を感じ悩み、
それを誰かにわかってほしい、
どうすれば脱出できるのか教えてほしいと
願っていたはずです。

だけど、
理解者のふりして無神経に追い詰めてくる
ママ・・・

「どうせわかってもらえない」という
人間不信の気持ちで
いっぱいだったことでしょう。

不登校が長引くにつれ、
小児発達心理学や心の病気、
また発達障害とその二次障害(うつなど)
たくさんたくさん勉強しました。

そして、だんだん
子どもに対して求めるモノが
変化していきました。

今のわが子の生活を
あるがままに受け入れました。

わたしの一方的な思いは
いったん横に置いといて

「今はただそのままでいい」

何かをさせようという接し方はやめました。

もちろん、
大切な子どもなので心配であることは
変わりませんが、
関心を向けながらもそれを表に出さない
ように努力しました。

長女のときも、次女のときも、
家を居心地よくして、
毎日温かい手作り料理を出し続けました。

おはよう、行ってきます、
などの言葉がけは普通に行い、
ごく普通に接することに徹しました。

まるで時間が止まったかのような数年でしたが
だんだん娘たちの「痛み」に
寄り添えるようになっていきました。

友達で悩み、
人間不信になっていた次女を
救ってくれたのも友達でした。

その後彼女は
みんなより1年遅れて大学生になりました。

世間一般的な視点でいう『優等生』
世間一般的な視点でいう『問題児』
両方育ててきましたが、

波乱万丈を経験したおかげで
不登校については人一倍考えるところが
あります。

学校に行けない子どもたちがよく訴えるのは
「おなかが痛い」「頭がいたい」「しんどい」

不登校初期には、
不調を訴える子どもにうろたえ、
ママはただただ心配するのですが、

それが続くようになるとさすがに
ママも疲れてきて
「仮病やん!」「甘えるな!」と
聞く耳を持てなくなってきます。

よりによってなんでうちの子が・・・って
ママも辛いですが

たとえ時間がかかったとしても
子どもからの身体を張ったSOSを
受け止められるママになりたいです。

子どもが痛いって言ったときは
本当に痛いんです。
たとえ身体に病気がなかったとしても。

「痛いね。しんどいな」

共感してあげるだけで、
子どもはずいぶん楽になるはずです。

身体の痛みは心の痛み。
心の痛みは身体の痛み。

後に、うつ病で不登校だったころのことを
長女に聞いてみると

身体が鉛のように重くて、
朝、起き上がろうにも動けなくて
本当に辛かったそうです。

不登校になるとき、子どもは意外と自分で
「学校に行きたくない」という意思を
自覚していないこともあります。

なんだかわからないけど、
学校に行こうとしたら気分が悪くなる、
むりに登校したら倒れそうになってしまう
という症状が出ることも多いです。

大人も、
産後に身体が動かなくなって
メンタルクリニックに駆け込んだら
「産後うつ」と診断され、
どれだけ自分が追い詰められていたか
初めて気づく、ということがあります。

先に身体がサインを出すのは、
大人も子どもも一緒なんですよね。

もし、子どもが
「あれ?」と思うようなことを
言ってきたり、

「ん?」と思うような行動を見つけても

絶対に否定したり
馬鹿にしたりしないことが大切。

とりあえず「そうなんだね」と
共感してから、
場合によっては専門家に相談しましょう。

たぶん、言ってる本人も
自分が変なことを言ってるのはどこかで
わかっています。
学校に行けないことで悩み苦しんでいます。

それはときに自己否定につながることも。
すると、自分を客観視することができずに
どんどん内に引きこもっていきます。

だからこそ、
もっとも信頼したい相手、
ママから突き放されたら
立ち直れなくなってしまいます。

「なんで学校行かないの!」
「今日はどうするの!」
「もう勘弁してよ!」

って、わたしは何度
彼女たちに言っちゃったかな・・・。

学校に行くことが正解で
行かないことが不正解という
固定概念を捨てること。

子どもから無理に言葉を引き出さないこと、
子どもを追い詰めないこと、
傾聴することの大切さ・・・。

それに気づいてからは、
彼女たちがどんな理不尽な態度をとってきても
言い返したりせずに
傾聴していくことに徹しました。

親が焦れば焦るほど
成長は実感しにくいかもしれません。

振り返ってみるとわたしは
娘たちが不登校になった初期のころには
子どもの気持ちより、
自分の気持ちばかりを優先し、
押し付けることばかりしていたように思います。

辛くない生き方をすることが優先!
笑顔でいられて、ごはんが美味しくて
よく眠れるのなら、他に何を求めましょうか?

もう、目先の細かいことに
こだわるのやめちゃおー!

今、うちには発達障害の6年生がいます。
不登校にはなっていませんが、
よく学校でキレて、授業中に学校から飛び出し
家に帰ってきてしまったりします。

おそらく彼女の持つ特性から推測すると
今後、中学生になったとき

「学校で勉強する意味がわからん」
「受験なんて、なんのためにするのか理解できん!」

とか言い出して、
不登校になっていく可能性は
大やな〜と覚悟しています。

でも、いいねん。
今のわたし、
苦しければ学校なんかやめちゃえばー?
と、本気で言っちゃうと思います。

心が楽になる生き方をするのが一番で、
それ以上に大切なことなんかないんです。

勉強なんて
元気になればいつでもできる。

学校をやめたとしても、
そのうち他にやりたいことが見つかるかもしれない。

うつになりそうな状況よりずっといい。
学校には絶対に行かなくちゃいけないと
こだわっていたわたしは
頭の硬いママでした。

不登校の子どもを2ケース、
経験したからこそ見えた世界。

不登校だった長女は今、
自分が辛かった経験を活かし
妹、ななの気持ちに
絶妙に寄り添ってくれています。

わたしも、過去の学びを糧にして、
発達障害で生きづらいななちゃんの特性に
ほんとの意味で共感していきたいと思います!

不登校。
長い人生に、そんな時期があってもいいと
思います!

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